モットーは多様性-姫路に生物学的「男性」が営むカラオケバー

店主の波多野靖之(通称、カナエ)さん(写真左)とスタッフのはるかさん(同右)。カラオケバー「ダイバーシティなカナエ軍曹☆」(姫路市魚町)で。8月10日

店主の波多野靖之(通称、カナエ)さん(写真左)とスタッフのはるかさん(同右)。カラオケバー「ダイバーシティなカナエ軍曹☆」(姫路市魚町)で。8月10日

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 姫路・魚町でジェンダーにとらわれない男性が営むカラオケバー「ダイバーシティなカナエ軍曹☆」(姫路市魚町、TEL 079-283-5177)がオープンして間もなく1カ月を迎える。

店内でカナエさんとはるかさん

 7月25日にオープンした同店。店舗面積は10坪で、席数は9席。店内にはカラオケ設備を備える。チャージ料金は1,000円(=1時間)。アルコール類やソフトドリンクを500円から用意する。

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 店を切り盛りするのは、ボクシングで鍛えたスレンダーな体格と妖艶なメークがトレードマークの波多野靖之(通称、カナエ)さん。週末限定でレズビアンのはるかさんもヘルプに入る。

 波多野さんの性別は、生殖器で区別できる生物学的には男性。一方で、社会的・文化的に形成された男性像や女性像で二極化される性別「『社会的性別』(=ジェンダー)にはとらわれない」(波多野さん)という立場を取る。

 「ジェンダーに『とらわれない』とは、社会的性別上、私が男性にも女性にも当てはまらないという意味であるとともに、ジェンダーは存在しない・存在すべきでないと考えていることについても理解を求めていきたい」と力を込める。

 屋号に入る「ダイバーシティ」(=多様性)は、同店のモットー。波多野さんは、「どなたの来店も歓迎。まずは性指向の多様性について私と向き合い、身をもって感じ取ってもらえれば。性指向だけにこだわるのではなく、さまざまな分野での多様性を具現化できる店であり続けたい」と意気込む。「とはいえ来店客がゼロでは多様性もへったくれもないのが現実。皆さんで誘い合わせて来店し、酒と歌を楽しんでほしい」とも。

 営業時間は20時~夜明け(目安)。