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桜と三ツ山、堀めぐり-姫路城下に春のにぎわい

イーグレひめじ(姫路市本町)屋上から望む姫路城

イーグレひめじ(姫路市本町)屋上から望む姫路城

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 春の行楽シーズンを迎えた姫路城周辺は今週、満開の桜と20年に一度の祭り「三ツ山大祭」、新たにお目見えした堀めぐりの和船などを目当てに訪れる観光客らの姿でにぎわいを見せた。

三ツ山大祭の呼び物「置き山」

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 桜の名所として知られ、「日本さくら名所100選」にも名を連ねる同城。今年(2013年)の満開日は「4月2日」(姫路城管理事務所)と昨年より9日早く、過去5年間では最も早く見頃を迎えた。周辺では、観光客らが三の丸や三国濠、シロトピア公園などを思い思いに散策。薄桃色に咲き誇る花をめでながら過ごす様子が見られた。

 城に程近い神社「播磨国総社」(姫路市総社本町)では、同神社の例祭「三ツ山大祭」を7日まで挙行。境内に建造した3基の「置き山」に国内の平安と発展への願いを込めて「八百万(やおよろず)の神」を招く。同祭は20年に1回の開催とあって、3つの置き山にあやかろうと市内外から多数の人が参拝。期間中の関連行事も神事と合わせ50以上を数える。

 城を取り巻く内堀では、江戸時代の和船を市民らが復元した「姫路藩文化観光学習船」が今年から新たにお目見え。観光客らを乗せ、5月26日までの期間限定で運航が始まった。運航に携わる姫路市は、同船を「和船建造技術の継承や、同城をはじめとする文化財の保存・継承、観光振興などが目的」(観光交流推進室)と位置付けるものの、乗船客らの目当ては、なんといっても「観光」。鳥取県から訪れた荒木敏郎さんは、「お堀を船でのんびりと巡り、旅の思い出にしたい」と話し、ヘルメット代わりに手渡された「すげがさ」をかぶって船に乗り込んだ。

 同城では4月6日、恒例の花見イベント「観桜会」の開催を予定していたが、荒天の影響から7日に延期となった。

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