イーグレひめじ内「姫路市民プラザ アートホール」（姫路市本町）で9月9日、姫路市内の音楽教室が定期発表会を開く。後援は姫路市文化振興財団ほか。

　姫路市在住の髙橋茜さんが主宰する「あかね音楽教室」（南駅前町）の生徒らが毎年秋に開く同発表会。7回目を迎える今回は、幼稚園児から社会人まで約15人の生徒が参加し、4部構成で開催する。

　構成内容は、第1部が生徒らそれぞれによるピアノ独奏。第2部では、チャイコフスキー作曲の「くるみ割り人形」を、同曲をもとに書き起こされた絵本の朗読に乗せ7組に分かれた11人がピアノの連弾で演奏。続く第3部ではピアノとクラリネットで映画「ミッション」のサントラ曲より「ネッラ・ファンタジア」を合奏する。第4部では金管アンサンブルとドラム、ピアノの演奏に合わせてダンスパフォーマンスを披露。エンディングでは、東日本大震災をきっかけに広まった合唱曲「あすという日が」を全員で合唱し締めくくる予定。

　取材日の8月26日には、南駅前町の教室に生徒らが集合。「ノーミスで頑張りたい」と、第2部で「花のワルツ」を独奏し「くるみ割り人形」のトリを務める予定の井上陽香さんが意気込みを語ると、「トレパーク（ロシアの踊り）～こんぺい糖の踊り」を連弾で演奏する予定の中塚亜季さんはパートナーの須方映さんに「（一緒に）頑張ろうね」と声を掛け笑顔を見せるなど、和やかな雰囲気の中、髙橋さんの指導でリハーサルに励む様子が見られた。

　「生徒たちには、努力してきた過程を大切にしてほしい」と髙橋さん。「当日は楽しく有意義な発表会を開くことで、生徒たちの成長につなげたい」と続け、「『音楽の力』を広く伝えると同時に、目標に向けて真剣に取り組むことの意義も観客に伝えたい」と話し来場を呼び掛ける。

　開演時間は15時30分（開場は15時）。入場無料。