姫路・手柄山の市立中央体育館（姫路市西延末）で8月20日、「HIMEJI マーチングフェスタ」が開催された。

奈良県からの遠征組も出場

　吹奏楽団が隊列を組み行進しながら演奏を披露するマーチングバンド。姫路では、保育園や幼稚園、小学校の園児や児童が学校園ごとに編成するマーチングバンド約20団体が活動中で、城陽小学校（北条）や高浜小学校（飾磨区阿成鹿古）など全国大会への出場経験を持つ団体も複数あるなど、活動が盛んな地域として知られる。

　同市教育委員会などの主催で2011年に初めて開催された同フェスタ。「フロアドリル」と呼ばれ30メートル四方の区画内でフォーメーションを取りながら演奏する形態でマーチングバンドを披露する。

　2回目となる今回は、神戸弘陵学園マーチングバンド（神戸市北区）をゲストに迎え、市内の小学校をメーンに大阪府、奈良県からの遠征組を加え12校12団体が出場。指導教諭の指揮に一丸となって演奏を披露し、会場内にリズミカルなメロディーを響かせた。

　「フェスタ前日には関西大会へ出場し全国大会へのカードを手にしたばかり。連日の演奏で疲れを心配したが、緊張もなく楽しく演奏できたようだ」と奈良県から同フェスに駆け付けた桜ヶ丘小学校（奈良県生駒市）ハーモニックバンドクラブ保護者会の上田ゆかりさん。「全国大会でも伸びやかに演奏を披露してほしい」と話し、児童らと共に笑顔を見せた。

　同フェスタへの出場団体のうち、高浜小学校マーチングバンドは、9月15日・16日に大手前公園（本町）で開催される姫路城応援フェスティバル「姫路っ子たちのパフォーマンスステージ」でも演奏を披露する予定。