「姫路おでん」が地域団体商標に登録されたことを記念した講演会「食を通したまちづくり」が1月24日、イーグレひめじ3階・あいめっせホール(姫路市本町)で行われた。
2部構成で行われた同イベント。1部は神戸みなと特許事務所所長で弁理士の長い道彰さんが「地域団体商標登録の意義と効果について」と題し、地域ブランド商標を取得することのメリットや、「明石鯛」(明石市)・「出石そば」(豊岡市出石町)などを例に、食の商標ブランドを活用した地域プロジェクトなどを紹介。
2部は、著書に「観光ビジネスの新潮流」(学芸出版社)などがある観光ジャーナリストの千葉千枝子さんが、食を観光資源とした取り組み「フードツーリズム」を紹介。ご当地グルメを持続可能な観光資源にするためのポイントなどを話した。
「姫路おでん」は、おでんにショウガじょうゆを付けて食べるという、70年以上前から姫路を中心に播州地域ではごく一般的に親しまれている食べ方。特に呼び名はなかったが、2006年に市民らでつくる「姫路おでん探検隊」が「姫路おでん」と命名。昨年8月に地域団体商標として登録された。