春の訪れを知らせるイカナゴ漁が3月3日、大阪湾と播磨灘で一斉に解禁され、妻鹿漁港(姫路市白浜町)では約17.3トンのイカナゴが水揚げされた。
同港では5時30分ごろ、坊勢漁業協同組合から62組の船団が出漁。漁が終わる10時までに約17.3トンのイカナゴが水揚げされた。同組合の担当者は「体長は3センチほどで、水揚げ量も例年に比べて3分の1以下と少ない。寒い日が続いたのが原因では」と話す。
漁は4月の始めごろまで続くが、初日の水揚げ量が少なかったことや体長が3センチ未満のものもあったことから、西播磨エリアのイカナゴ漁は安定供給のためいったん中止する。
3月8日に再開する予定。