NPO法人「はりま八十八(やそはち)寄席」は2月21日、ハーベスト医療福祉専門学校(姫路市南駅前町)の講堂で、同団体の設立を記念する高座を開いた。
同法人は、「高齢者や地域の方に『笑い』で健康になってもらおう」と、「笑い」の効用を地域に根付かせる目的で設立された。法人名の「八十八(やそはち)」は俳人でもある人間国宝の桂米朝さんの俳号「八十八(やそはち)」と、同法人の事務局を務める摺河学園が創立88年迎えることから「八十八(やそはち)」と命名された。
同法人の設立を呼びかけた神崎保理事長と米朝さんは共に姫路出身の同窓生で、神崎さんが米朝さんに「俳号の『八十八(やそはち)』を姫路に残したい」と直接依頼し、実現したという。
会場では、地域の高齢者など約150人が招待され、桂米朝一門の宗助さん、あさ吉さん、とま都さんが落語を披露。会場は大きな笑いに包まれた。
寄席は年に3回ほど行う予定。会場を提供したハーベスト医療福祉専門学校の菅原さんは「これからもたくさんの人に大いに笑ってもらって健康になってほしい」と話す。