
姫路駅前小溝筋商店街が10月1日、地域事業者を応援できる新しいふるさと納税返礼品「まちヌシ」の提供を始めた。
商店街の店舗や店主、モニュメントをモチーフにした、デジタル証明書付き商店街サポーター権利の「非代替性トークン(NFT)」と、街並みを再現できるアクリルスタンドをふるさと納税返礼品としてセットにした全国初の取り組み。
ふるさと納税を通じて商店街が支援できる仕組みの「まちヌシ」は、NFTを所有することで「まちのヌシ」として地域を応援できる。第1弾では、兵庫県内の3商店街(姫路駅前小溝筋商店街、加西商店街、垂水商店街)の計57店が協力する。
寄付者には、NFTと街並みを再現できるアクリルスタンドが届く。寄付者同士のつながりを感じられるよう。アクリルスタンドには二次元コードを付け、同じ商店街を応援する寄付者の名前が一覧で確認できる。
姫路駅前小溝筋商店街代表理事の福谷弘さんは「どうすれば商店街に人を呼び込めるか常に検討している。ふるさと納税への参入は新しい挑戦であり、商店街を発信する良い機会にもなる」と話す。「アクリルスタンドは店主たちの世代にはなじみが薄く、内容の理解に時間がかかったが、撮影が始まると笑顔があふれ、事業者の皆さんも楽しんでいた」とも。
姫路駅前小溝筋商店街の第1弾対象店は、五味屋、魚盛り魚っと お溝筋店、ラ・ポール、灘菊かっぱ、炭焼きあなごやま義、喃風 姫路本店、チケット☆ワン、ぴゅあはーと、赤心、串かつ専門店又きてや、居酒屋楽歳 駅北店、竹うま、鯛焼本舗 遊示堂、みこはち商店、立ち呑み神楽、ふく鳥 小溝筋店の16店。
寄付額は、店舗・店主NFT=各2万5,000円、モニュメントNFT=4万円。NFTの権利有効期間は2026年1月1日~12月31日。申し込みは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」で受け付ける。