
玄米とスパイスの店「SALSA curry(サルサカレー)」(姫路市飾磨区下野田3)が7月5日、オープン1周年を迎える。
店主の長田幸次郎さんがスパイス料理への関心を深めた経験を基に出店した同店。
長田さんは12歳の時、米国での短期交換留学中に食べたタコスに衝撃を受け、帰国後もサルサソースへの興味を持ち続けたという。20代の頃に沖縄でタコライスを食べたことをきっかけに記憶の味と結び付き、スパイスの研究を始めた。以降、探求を重ね、スパイスカレー専門店として店を立ち上げた。
店舗は築約60年の祖父の住居を改装して活用。天井を取り払うことで開放感のある空間を確保した。
店舗面積は約20坪。席数は、カウンター席6席、テーブル席16席。壁面には、書家としても活動する長田さんが手がけた書道作品を展示する。
開業当初は立地や建物の外観から認知度の向上に苦労したが、SNSの発信やイベント出店を通じて徐々に来店客を増やしてきたという。
メニューは、看板商品の「サルサカレー」(1,200円)をはじめ、「選べるスパイスカレー」として、1種盛り(1,100円)、2種あいがけ(1,200円)、3種あいがけ(1,500円)を用意。「ゴマとオクラのポークカレー」「チキンカレー」「腸活薬膳キーマカレー」「えびカレー」「ポークビンダルー」「グリーンカレー」「ひよこ豆のカレー」などから選べる。ご飯は酵素玄米またはクミンライスから選べる。
ドリンクは、「玄米コーヒー」「チャイ」「紅茶」「ジャスミン茶」(以上、200円)、「缶ビール」「ハイボール」「梅酒」「チューハイ」(以上、400円)などをそろえる。
長田さんは「カレーの提供にとどまらず、料理教室や料理ライブなどを通じて、お客さまと楽しめる場を作っていきたい。地域に根差したコミュニティーが生まれれば」と話す。
営業時間は11時30分~15時。土曜・日曜・祝日定休。