
「第1回 ひめじ猫マルシェ」が4月20日、姫路イーグレ1階アトリウム広場(姫路市本町)で初開催される。
当日は、「肉球コースター」「ネコベッド」などのハンドメード雑貨をはじめ、アクセサリー、イラスト、絵本、オリジナルグッズ、招き猫の置物などネコをモチーフにした商品を販売する10店が出店を予定している。
同イベントは、「姫路に来てハッピーにゃん」を合言葉に、ネコを通じて地域を盛り上げる「はりま猫伝説プロジェクト」の一環として企画した。同プロジェクトは、姫路市に残るネコにまつわる歴史や文化に着目し、物語の創作やイベント開催などを通じて観光資源として活用することを目的としている。発起人は、姫路城近くで招き猫専門店を経営する山下千鶴さん。
山下さんによると、観光客から「姫路観光後の次の目的地」について尋ねられることが多く、姫路をより深く楽しんでもらう方法を模索する中で「ネコの手を借りる」アイデアが生まれたという。
同プロジェクトでは2007(平成19)年、ネコの足跡が付いたとされる土器が見野古墳群発掘調査にて、6号墳から発掘されたことをきっかけに、ネコを主人公にした物語を創作。メンバーからは「足跡を残したネコが姫路の名所を旅する物語」や「ネコに関連した商品の販売」といった提案があり、今回のマルシェ開催につながった。
イベント実行委員会代表でプロジェクトメンバーの古川純子さんは「多彩なネコ雑貨や作品を通じて、ネコ文化に触れながら気軽に楽しめる機会。多くの人に足を運んでもらえたら」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~15時。入場無料。