
周遊型グルメイベント「ひめじバル2025」が6月1日~7日、姫路中心市街地で開催される。主催は市内の飲食店有志による「地域活性化プロデュース協会」。
同イベントは2019年に初開催。以降、新型コロナウイルスの影響による中止や形式変更もありながら継続し、今回で5回目となる。
これまで秋季開催が中心だったが、地域のグルメイベントや秋祭りと重なることで参加店舗の負担が大きかった。今年は飲食店との協議を重ね、集客が落ち込みやすいゴールデンウイーク明けから梅雨前の時期に日程を変更した。
期間中、参加店舗は営業日や仕込み状況に応じて任意の日に参加が可能。客が複数日に分けて店舗を巡る形式は昨年から導入したもので、店舗と客の双方から好評を得たという。これまで設けていた「地産地消食材の使用」ルールは、メニュー構成の自由度を高めるため、今年から撤廃した。
現在、参加店舗を募っている。募集対象は、姫路駅周辺で実施される「駅近ひめじバル」(参加費=1万2,000円)、夜間営業で飲食を伴わない業態を対象とした「真夜中ひめじバル」、6月8日~7月7日に郊外エリアで予定している「郊外ひめじバル」(以上、同=5,000円)。
今年3回目の参加を予定する居酒屋「あらい」の店主・清水美重子さんは「初めて来店したお客さまが常連になるケースも多く、新規顧客の獲得につながっている」と話す。
同協会代表の三枝達矢さんは「地域の飲食文化を起点に、市街地のにぎわい創出につなげていきたい」と意気込む。
参加申し込みの締め切りは4月21日。