「炭火割烹(かっぽう) えのき」(姫路市土山東の町、TEL 080-9298-9458)が7月17日、オープンした。
店舗面積は約18坪。席数はカウンター=7席。内装は炭を練り込んだグレーと黒、白のモノトーンでスタイリッシュにまとめた。
姫路出身の店主、榎晋哉さんは大学で福岡に進学している頃、飲食店でアルバイトを経験し、料理に魅了された。卒業後も福岡の和食店で20年ほど修業を積み、姫路に戻り独立準備を進めてきた。店舗を構えるまで、自分の料理を知ってもらうことと人脈を増やすことを目的にSNSを活用して、出張料理を始めた。会社や個人からの依頼を受け、リピーターも増え、念願の出店にこぎ着けた。
看板は榎さん自らが木板に店名を書き、彫刻刀で丁寧に彫り込んで手作りしたもので、「満足のいく出来栄え」と笑顔を見せる。
料理は備長炭で焼き上げた魚介類や肉類、熟成魚を看板メニューに、旬の食材を使うコース料理(1万1,000円)を用意。前菜、わん物、焼き物など11品を提供する。炭は高知県の土佐備長炭を使い、香りと音も楽しんでもらうという。
ドリンクは生ビール、焼酎(以上700円)、グラスワイン、日本酒(以上900円~)のほか、「季の美」「ノザワジン」「コマサジン」「桜尾」(以上900円~)などのジンを取りそろえる。
榎さんは「オープン以来、連日予約で埋まる好調なスタートが切れた。お客さまとしっかりと向き合い、長く愛される店にしていきたい」と意気込む。
営業時間は18時~23時。日曜定休。