姫路城や周辺の名所を案内する市民団体「姫路観光ボランティアガイドの会」が現在、新会員とガイドになるための養成講座の受講者を募っている。
同会には、60歳から86歳までの34人が在籍。研修を受けた地元住民が中心となり、姫路城・内濠(うちぼり)巡り、書寫山圓教(えんぎょう)寺、モノレール軌道跡、内濠和船など、計6つのコースを無料で案内している。
講座は全10回(前期5回、後期5回)。前期は5月11日~6月8日の毎週土曜、姫路市市民会館(姫路市総社本町)で9時30分~12時に行う。講師は現役メンバーが務め、受講者は姫路城と播磨の歴史について学び、ガイドとしての心構えを身に付ける。
秋に開く後期講座では、姫路市史や播磨の地場産業を中心に、より専門的な内容を展開する。受講終了後、ご当地検定「姫路検定」の2級以上に合格すると、正式にガイドとして活動できる。
姫路生まれの姫路育ちである佐竹弘人さんは、同会に所属して2年目。「姫路のことをもっと知りたい、もっと多くの人に知ってほしいという気持ちが募り、ガイドを目指した」と話す。「道案内だけでなく、長い歴史の中でどんなドラマがあったのか伝えていきたい。全国の人との交流が楽しく、姫路に来て良かったと言葉をかけてもらうとガイド冥利(みょうり)に尽きる」とも。
申し込みは同会の加納良男さん(TEL 090-3894-6872)に電話かショートメッセージを送る。締め切りは4月30日。