59歳以上の男性による軟式野球チーム「姫路チャンピオン」が1月15日、姫路市立白浜新開野球場(姫路市白浜町甲)で新年初練習を行った。
初練習では、あちこちで新年のあいさつが交わされ、ランニング、キャッチボール、トスバッティングなど普段通りの練習メニューに加え、試合形式の練習も行われた。
同チームは2007(平成19)年に設立。兵庫県還暦軟式野球連盟の還暦リーグと古希リーグに所属し、播磨地域を拠点に計42人で構成される。学生時代に野球経験のある人、ない人が交じって月曜と木曜の週2回の練習に励む。
昨年11月、兵庫県内で開催されたリーグ戦で、還暦チームは19チームの、古希チームは14チームの頂点に立った。チーム創設以来初の両リーグ制覇を達成し、今年の秋に石川県などで開かれる全国大会への出場権を獲得した。
還暦チームの黒田康允監督は「現役で仕事をしているメンバーも多く、練習時間が制約されることもあるが、それを乗り越えて日本一の座を狙いたい」と意気込みを見せる。古希リーグの島津忠監督は「当たり前のことを当たり前にこなすことが大切。連覇してこそ本物」と力を込める。
メンバーの中塚克弘さんは、全国大会開催地の石川県が地震の被災地であることに触れ、「被害に遭われた皆さまの安全と健康が最優先。復興が進み、全国大会が開催できる日が来ることを祈っている」とも。