大津茂小学校(姫路市網干区田井)が11月23日、創立50周年記念事業の一環として、20年前に埋設したタイムカプセルの掘り起こし式を行う。
2003年(平成15)年、当時のPTAの役員たちが提案し、同校6年生の児童らが「タイムカプセル委員」を結成。同校と隣接する大津茂幼稚園に通う園児たちも加わり、校庭内にタイムカプセルを埋めた。児童たちは「20年後に開けるときは、またみんなで会いたいね」という願いを込め、土をかぶせたという。
カプセルは直径35センチ、高さ60センチのステンレス製。中には、全校児童529人が思い出をつづった作文などに加え、当時の時事問題や阪神タイガースのセ・リーグ優勝を報じる新聞記事などが収められている。近くの大津茂幼稚園の33人は、将来の夢を書いた紙を入れたという。
掘り起こしの日が近づくが、当時のPTA会長の小西泰博さんによると「20年たっているので、もう姫路に住んでいない人や住所が変わり連絡がとれない人も多い」という。対象者は、1991(平成3)年4月~1998(平成10)年3月生まれで、大津茂小学校および大津茂幼稚園を卒業、卒園した人。小西さんは「心当たりがある人は連絡が欲しい。掘り起こしたタイムカプセルの品をそれぞれの手元に返してあげたい」と呼びかける。
問い合わせは大津茂公民館(TEL 079-236-6288)まで。掘り起こし式は11時開始。