「第41回 姫路城観月会」が、旧暦の8月15日である十五夜の「中秋の名月」に合わせて、9月29日に開催された。
3年連続で満月の日と重なった今年の名月。姫路市内では、日中から秋晴れとなり、夜には各地で明るく輝く満月が見られた。
「観月会」の会場である姫路城三の丸広場では、姫路名物のひねぽんや姫路おでん、播磨の日本酒を購入するためにあちこちで行列が見られ、多くの人が茶や酒を味わいながら名城と名月の祝宴を楽しんだ。
特設ステージでは、地元の高浜小学校のマーチングバンドがオープニングで開催を祝い、伝統河内音頭の継承者であり、市の魅力を発信する「姫路ふるさと大使」の河内家菊水丸さんが、登録30周年を記念した新作「姫路城音頭」を披露し、観客を楽しませた。
姫路市内から訪れた吉田小侑利さんは「今年はマスクを外して観月会に参加できてうれしい。満月を眺めながら、平和で幸せな一年を願いたい」と笑顔を見せた。
次に「中秋の名月」と満月の日が重なるのは、7年後の2030年9月という。