印刷機器販売会社の姫路モトヤが7月13日・14日、「姫路モトヤ印刷機材展2023」を姫路商工会議所で開催する。
モトヤフォントなどの製作元として知られる同社。1922(大正11)年に姫路で活字の製造と印刷材料の販売を始め、101年の実績がある。
姫路営業部次長の稲田透さんによると同イベントは「環境対応・SDGs/ESG投資」「デジタル商材への取り組み」「高付加価値」という3つのキーワードをテーマに、印刷業界の新しい方向性を模索するという。最新の印刷機材の展示とその性能や特徴の紹介に加え、「シン・印刷道」と題したセミナーを開く。
13日は、経営者や現場責任者向けに「動画を使って製造現場の技術伝承、社員教育、生産性向上の仕組みを作りませんか ~技術伝承・社員教育システム「HIKIDAS」のご紹介~」と題し、機械メーカーのタナック営業開発部部長の藤田徹志さんが講演を行う。
翌14日は、「社長は自分だけの『人生戦略』を手に入れよ!」と題し、事業承継デザイナーで司法書士の奥村聡さんが講演を行う。奥村さんはテレビ番組「NHKスペシャル『大廃業時代』」で「会社を看取(みと)るおくりびと」として、事業廃止を支援する活動が取り上げられた。「社長、会社を継がせますか?廃業しますか?」(翔泳社)などの著書がある。
稲田さんは「5年ぶりの姫路開催。セミナーや各社の最新の出展内容は期待に応えられるものとなっている。一般の人にも多く来場してほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~17時(セミナーは13時30分~15時)。入場無料。セミナーの定員は50人。セミナー参加希望者は7月12日までに同社ウェブの専用フォームで申し込む。