国道2号線姫路バイパス「姫路サービスエリア」(姫路市広畑区西蒲田)が混雑緩和のため、今年夏ごろをめどに一般道から進入できなくなる。国土交通省近畿地方整備局姫路河川国道事務所(TEL 079-282-8211)が3月2日、発表した。
2008(平成20)年ごろから「人がいないのに満車状態」として、長時間駐車などが課題となっていた同SA。同事務所では看板設置や啓発活動などを進めてきたが改善が見られなかった。昨年暮れに実施した駐車車両調査の結果、長時間駐車(4時間以上)約60台のうち、一般道からの利用が20台あった。長時間駐車のうち、3分の2は各自の車で集合し、1台に乗り合わせてから目的地に向かう相乗り行為によるもので、仕事のための相乗りがその9割以上を占めた。平均駐車時間も10時間19分だった。
来年3月には県道広畑青山線の接続も予定されており、同SAの利用がさらに増加することが予想されるため、一般道から同SAに進入できなくすることを決めた。姫路西インターチェンジの利用方法に変更はないという。
同事務所では一般道からの利用をなくすことで、バイパス利用者の休憩施設としての機能が向上し、相乗り行為を減らす効果を期待している。