百貨店「ヤマトヤシキ」(姫路市駅前町)が3月7日、姫路駅前ビル1階に復活した。
1906(明治39)年創業の百貨店として長年親しまれてきた同百貨店。2018(元号)年2月、前身の洋品雑貨店「米田まけん堂」から続く111年の歴史に幕を下ろした。建物は解体され、跡地にタワーマンションの建設が予定されている。
店舗面積は約50平方メートル。姫路みゆき通りのJR姫路駅前入口に立地する。創業の地である姫路市民の惜しむ声を受け小型店として復活した。
菓子や贈答品を中心に販売し、カタログギフトの注文や加古川ヤマトヤシキで購入した商品の受け取りにも対応する。
姫路市在住の杉本優さんは「ヤマトヤシキの復活を知らずに通りがかったが、見覚えのあるロゴが目に留まった。子どもの頃、家族と一緒のお出かけといえばヤマトヤシキだったので、再開はうれしい」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~19時。