「世界遺産姫路城マラソン2023」が2月26日、4年ぶりに行われた。参加者計9300人が姫路の街をそれぞれのペースで走り抜けた。
同大会は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年から3年連続取りやめとなった。今回は感染対策のため、時間をずらしながら出走させるスタート方式「ウエーブスタート」を採用し、スタート時の混雑を避けた。沿道では一般の応援自粛を求め、12カ所に応援ポイントを設けて、各地域の学校、幼稚園などの吹奏楽や和太鼓、音楽や踊りでエールを届けた。
フルマラソン(42.195キロ)には6891人が出場した。大手前通りを出発し、市街地を西に進み、書写山を横目に夢前川沿いを北上。塩田温泉近くで折り返し、姫路城のゴールを目指した。完走率は93.7%。
男子は一般参加の秋山雄飛(須磨学園高出身)選手が2時間16分55秒の大会新記録で初優勝。女子は横田歩選手が2019年の大会に続き優勝した。
フルマラソンに参加し、完走した姫路市内の八木秀介さんは「ゴール前に姫路城が見えた時は感動した。目標のタイムには届かなかったがマラソンを続けていて良かった」と笑顔を見せた。