映画愛好家団体「姫路シネマクラブ」(姫路市花影町、TEL 079-255-6536)が結成25周年を迎えた。
同クラブは1997(平成9)年に姫路地域の映画を愛する人々によって結成された。ホールで映画を上映する例会を2カ月に1回行う。上映作品は運営委員がミニシアターなどに足を運び、幅広い年齢で鑑賞できる映画を選定している。映画監督を招く特別上映会も行い、過去には山田洋次さんや故高畑勲さんも登壇したという。
運営委員の竹中啓二さんは「映画はスクリーンで鑑賞することを前提に作られている。今はサブスクなどで手軽に映画を見ることができるが、携帯の画面で片手間に見ることと、スクリーンで集中して見ることは全然違う」と話す。
151回目となる5月の例会は、5月27日、28日に姫路キャスパホールで行う。ブータンの標高4800メートルの学校を舞台にした映画「ブータン 山の教室」を上映予定。
竹中さんは「ふらっと立ち寄った場所で想像以上の面白さに出合うように、自分では選ぶことのない映画から新しい世界や面白さを知ってほしい」と話す。
鑑賞には団体への入会が必要。入会金は500円、会費は1,000円(2カ月分)、いずれも高校生以下無料。