姫路でインタビュー講座「百人の哲学」-作業療法士・小西紀一さん招く

インタービューを受ける小西さん(写真右)

インタービューを受ける小西さん(写真右)

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 播磨地域で活躍する人をゲストに迎えテ行うインタービュー講座「百人の哲学」が2月9日、コミュニティースペース「納屋工房」(姫路市本町)で開かれた。開催は2回目。

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 同講座は、播磨地域で活躍する人の中から100人にスポットを当て、人生哲学や経営哲学などをインタービュー形式で紹介するもの。今回は、姫路独協大学医療保健学部学部長の小西紀一さんを迎え、小西さんが実践している作業療法の事例を紹介しながら人生哲学に迫った。

 小西さんは1947(昭和22) 年大阪生まれ。大学では心理学を専攻し、その後作業療法の世界へ。現在、姫路獨協大学で作業療法学科教授として教壇に立つだけでなく、発達障害を持つ人たちに接しながら感覚統合理論の研究を続けている。

 小西さんは「健常者と障害者との違いは程度の差で障害と判断するのは受け取る側による」とし、感覚統合理論の観点から一般社会にも共通する対人関係を円滑にするコミュニケーション方法などを詳しく紹介。「子どもと出会う度に新しい発見に気付かされる。一般社会でも同じことだが、相手の一部分だけを見て判断してしまわず環境や状況を考慮して接することが大切」と話す。

 参加者の一人、前田佳子さん(姫路市飾東)は「『感覚統合』という言葉を初めて知った。自分自身にも当てはまるところもあり、人に対する接し方など考えさせられる点が多かった」と話す。

 開催は毎月第2火曜19時~20時30分。地元のコミュニティーFM「FM GENKI」でも第4土曜23時~24時に放送する。

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