姫路市と近隣地域の若手経営者・後継者による経営者勉強会「一八会」が姫路商工会議所大ホールで2月18日、日本酒「獺祭(だっさい)」の蔵元・旭酒造の桜井博志会長を招いた同会40周年記念講演会を開く。
原則「一業種一社」が入会する同会。現役会員を40人限定とするなど特徴を持ち、忌たんのない「異業種交流」の場としている。
山口県の地方の小規模な酒蔵であった家業の旭酒造を34歳で継いだ3代目の桜井会長。「酔うため、売るための酒ではなく味わう酒を求めて」とのポリシーの下で、製造を純米大吟醸「獺祭」のみに絞り、口コミでファンを増やし、海外展開にも成功。大きく躍進してきた軌跡を今回、講演する。
一八会の渡辺政雄会長は講演会開催に向けて、獺祭の酒蔵を訪問してきたという。「山奥にある倒産寸前の企業が、いくつもの逆境を乗り越え、世界に名をはせるブランドへと成長した奇跡に感動した」と話す。「姫路から世界にブランドを発信したい人、現状に満足していない経営者、獺祭が好きな方にも参加してほしい」と呼び掛ける。
開催時間は16時~18時。参加希望者はチラシに必要事項を記入の上、ファクス(FAX 079-222-6005、姫路会議所一八会事務局)で申し込む。締め切りは2月10日。