姫路市文化センター大ホールで12月19日・20日の2日間、1964(昭和39)年の東京オリンピック長編記録映画をはじめとする市川崑監督作品を特集上映する。
上映は1日2本立てで入替え無し。上映作品は、19日が「東京オリンピック」(13時~15時50分)、「野火」(16時~17時45分)。20日が「おはん」(13時~14時55分)、「ぼんち」(15時5分~16時50分)。
「東京オリンピック」は1964年10月10日~24日に開催された第18回オリンピック東京大会のメモリアルフィルムとして、市川崑総監督以下561人のスタッフが結集して製作し、翌年公開。空前の観客動員を記録し、12億円を超える配給収入を上げた。
「野火」(1959年)は、戦争末期のレイテ島の戦場を舞台にした大岡昇平の同名小説を映画化したもの。「おはん」(1984年)は、宇野千代の小説を原作に市川崑監督が、吉永小百合を主演に迎えて映画化。吉永さゆりは、同作品で第8回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得した。「ぼんち」(1960年)は、山崎豊子が「週刊新潮」に長期連載をした小説を原作とした大阪商人ものの一編。
2日通し券(500円)は姫路市内各プレイガイドやローソンチケットで販売する。全席自由。問い合わせは、姫路市文化国際交流財団(TEL 079-298-8015)まで。