姫路城三の丸広場で11月2日・3日の両日、「人間将棋 姫路の陣」が開かれる。今年の人間将棋は姫路市制施行130周年記念して行われる。
太閤秀吉が関白秀次を相手に、伏見城で小姓や腰元たちを将棋駒として、将棋の野試合を楽しんだという故事にならい、開かれる同将棋。プロ棋士が大型将棋盤(約18メートル四方)上に配した、甲冑(かっちゅう)などの戦国衣装をまとった人間駒を用いて対局。黒田官兵衛をはじめとする姫路ゆかりの人物を題材とした寸劇なども交えながら人間将棋の雰囲気を盛り上げていく。
対局者するプロ棋士は、2日が石本さくら女流初段と脇田菜々子女流1級。3日が杉本昌隆八段と大石直嗣七段。姫路市内中学生が人間駒役を努め、大盤を使った対局解説も行われる。
2日は、変則ルールでプロ棋士が対局する「影武者将棋 姫路の陣」も行う。自陣の歩以外の駒を玉と決め、対局相手には知らせず、互いに相手の玉がどの駒か分からない状態で探り合いながら指し、あたかも玉の影武者をたてるかのような対局となり、将棋本来の楽しみに加えて会場全体で「どの駒が玉なのか」と予想する。
3日は特別ゲストとして俳優の山本耕史さんが斎藤慎太郎七段とゲスト対局を行い、トークショーや人間将棋の大盤解説にも登場。クイズ正解者には抽選でプレゼントが贈呈される詰将棋クイズや子ども将棋大会、来場者同士で自由に対局を楽しめる自由対局コーナーも設ける。
開催時間は10時~16時。雨天時は近くの白鷺小中学校(小学部体育館)で開催。(雨天時の問い合わせは、TEL 079-282-2012=自動応答)