世界文化遺産・国宝姫路城(姫路市本町)で千姫入城400年を記念し、イルミネーションイベント「姫路城ファンタジーイルミネーション 千姫-SENHIME-」が11月10日から開催されている。
同時に姫路城西の丸ではプロジェクションや装花、書などを用いた現代アート作品を展示する「『姫路城×彩時記』秋―color of the season―」が開かれ、姫路城を現代アートが幻想的に彩る。期間中、西の丸にある百間廊下(国指定重要文化財9棟)の内部にも現代アートが飾られ、同廊下を初めて夜間公開する。
千姫は徳川家康の孫で父は2代将軍・秀忠、織田信長の娘・江を母に持つ。その千姫が夫・本多忠刻(ほんだ ただとき)とともに姫路城に移り住んだ400年前に思いをはせて繰り広げられる同イベント。
姫路城三の丸広場を訪れた観客を約10万個のLED照明と音楽を用い、時空を超えた幻想空間にいざなう。期間中の週末には特別演出としてLED大型バルーン10個が三の丸広場の上空に浮かび、姫路城との光の競演で観客を魅了する。
「ファンタジーイルミネーション」の開催時間は18時~21時30分、見学無料。「姫路城×彩時記」は9時~17時、18時~21時。「姫路城×彩時記」の見学は別に姫路城入城料大人=1,000円、小学~高校生=300円。西の丸百間廊下内部の夜間見学はさらに500円が必要。開催期間は11月10~11月26日。