姫路市砥堀の表具・インテリア材料店「クロダ銀泉堂」(姫路市砥堀、TEL 079-264-3990)が満開の桜と世界遺産姫路城の写真をあしらったふすま紙とついたてを発売し、1カ月がたった。
ふすま紙に姫路城をあしらったのは姫路初。平成の大改修を終えた姫路城と咲き誇る満開の桜をあしらった同ふすま紙。印刷技術の進歩により凹凸のある白地のふすま紙に白鷺城と呼ばれる姫路城の白さを表現できるようになったという。
同店店主の黒田清隆さんは32歳。地元の表具材料店として、仕事を通じて姫路を盛り上げることができたらと同ふすま紙を開発したという。黒田さんは「表具店の多くは、跡取りもいなく高齢化しており、業界の元気が足りない。若いアイデアと行動力で、地元の表具店の話題づくりになれば」と意気込む。黒田さんは観光客が利用するホテルや飲食店にも導入を呼び掛けていくという。
価格はふすま4枚組=10万円。2枚組、1枚でも販売する。