姫路港で7月29日、第39回を迎える「姫路みなと祭り海上花火大会」が開かれた。
姫路市消防局艇などの海上放水パレードに続き、石見利勝姫路市長らによるカウントダウンで幕開け。姫路港が特定重要港湾指定50周年を迎えたことを祝い、今年は例年より約1000発多い5000発の花火が台船と突堤の2カ所から次々に打ち上げられ、夜空を鮮やかに染めた。
8尺玉に加え、見る機会の少ない10尺玉も打ち上げられ、夜空と海面に映り込んだ花火で観衆を魅了。播州(ばんしゅう)の秋祭りをイメージした仕掛け花火もあった。グランドフィナーレでは仕掛け花火、打ち上げ花火の競演が繰り広げられた。
会場には7万人(主催者調べ)の観衆が詰め掛けた。東京都から里帰りしていた小原樹里さんは「このふるさとの花火を見て勇気と元気をもらえた」と笑顔で話した。