平成の大改修を終え、グランドオープンから1年を迎える姫路城で3月7日、「ありがとう」イベントが始まった。
3月9日の「ありがとう(サンキュー)の日」に合わせて企画された同イベント。オープン以来、国内や海外から260万人以上が来城したことへの感謝の気持ちを込めて、プロジェクションマッピングにより姫路城の大天守に20か国語で感謝メッセージが投影された。
日が落ちた18時30分、三の丸広場から大天守に「ありがとう」の文字メッセージが投影された。日本語のメッセージのほか、外国語19言語の「ありがとう」も投影。投影された外国語は、英語、簡体字中国語、繁体字中国語、ハングル文字、フランス語、ポルトガル語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ロシア語、フィリピノ語、ベトナム語、タイ語、マレー語、インドネシア語、タミール語、ヒンディー語、オランダ語、スウェーデン語。19言語で訪日外国人旅行者の99%をカバーするという。
投影は1回約2分。感謝の言葉を伝えることが目的であるため、カラフルな色遣いでの投影はあるものの、音楽や大規模な映像演出はされなかった。
近くに事務所を持つ芦谷哲也さんは「神戸から仕事を終え戻ってきて偶然見ることができた。派手すぎず、感謝の気持ちが伝わってきた」と語った。
投影時間は18時30分~22時。今月9日まで。