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姫路城近くで「人間将棋」 甲冑など戦国衣装に扮装

「祝賀・人間将棋 姫路の陣」のチラシ

「祝賀・人間将棋 姫路の陣」のチラシ

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 姫路城近くの大手前公園で11月28日・29日の2日間、「祝賀・人間将棋 姫路の陣」が開かれる。プロ棋士が甲冑(かっちゅう)などの戦国衣装に扮(ふん)した人間駒を指揮し対局を行う。今年3月の姫路城グランドオープンを記念して行われるもの。

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 人間将棋は、秀吉が関白秀次を相手に、伏見城で小姓や腰元たちを将棋駒として、将棋の野試合を楽しんだことが由来。日本一の将棋駒の産地・山形県天童市で1956(昭和31)年から行われている伝統行事。野外に設置した将棋盤を線上に見立て、プロ棋士が甲冑や陣羽織など戦国衣装をまとった人間による駒を指揮し、対局するもの。棋士は将棋盤両側の櫓(やぐら)上から指揮を行う。駒役は、28日が白鷺中学校と東光中学校、29日が城乾中学校と琴陵中学校の生徒が甲冑などに身を包んで登場する。

 出演するプロ棋士は、28日が東和男8段、神吉宏充7段、稲葉陽7段、船江恒平5段、村田智穂女流2段、長谷川優貴女流2段。29日は井上慶太9段、福崎文吾9段、久保利明9段、山崎隆之8段、若松政和7段、室谷由紀女流2段の12人。

 会場内には、参加者が自由に対局できる自由対局ブースを設ける。28日には、特別ゲストとして、アマ初段のシャンプーハットてつじさんと稲葉7段によるゲスト対局、トークショー、29日には福崎9段とアマ小学生2段の対局を行う。対局の様子をプロ棋士が解説する大判解説や盤面の様子を上から撮影した映像をモニターでの上映も行われる。事前募集でプロ棋士の指導を受ける指導対局も開かれる。

 両日とも、出演棋士による詰め将棋クイズが出題され、クイズ正解者には抽選で出演棋士のサイン色紙をプレゼントする。

10時30分開会。雨天の場合、会場を白鷺小学校体育館に変更する。問い合わせは、姫路市観光振興課(TEL 079-287-3652)まで。

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