「提灯(ちょうちん)まつり」とも呼ばれる魚吹八幡神社(姫路市網干区)の秋まつりが10月21日、宵宮を迎え、神社の大門前では多くの観客が見守る中、約3メートルの青竹にぶらさげた提灯を激しくぶつけ合う「提灯練り」が行われた。
19時ごろには、7つの村から提灯を手にした氏子たちが楼門前に集結。威勢の良い掛け声とともに一斉に提灯をぶつけ合った。
関係者は「みこしを御旅所(おたびしょ)まで渡御(とぎょ)する際に、足元を照らすために御旅(おたび)提灯を差し出したのが始まりで、戦後から宮入り前に提灯を激しくぶつけ合うようになっていった」と話す。
22日の本宮では、18台の屋台が登場し「チョーサ!」のかけ声で屋台を頭上に担ぎ上げたり、屋台を担いで全力で駆け出す「屋台練り」などが見られる。