日本大相撲協会が行う秋巡業「福祉大相撲姫路場所」が10月23日、兵庫県立武道館(姫路市西延末)で開催される。
相撲ファンの定着や相撲道普及、青少年育成などの目的で各地をまわる同巡業。公開げいこや十両・幕内の取組のほか、本場所では見られない、相撲の禁じ手を実演する「初切(しょっきり)」、力士6~7人が輪になり唄う「相撲甚句」、小・中学生にけいこをつける「わんぱく相撲」などが行われる。
実行委員の井川さんは「普段はテレビでしか見られない迫力のある力士の取組が間近で見ることができる」とし、「当日券もまだあるので多くの人に見に来てもらえれば」と話す。
同協会巡業部は、近年巡業ではけいこを無断で欠席する力士の姿が目立っていたことから、秋巡業から各力士の朝げいこの出欠や番数をチェックする新制度を導入。18日に横浜で行われた巡業では、幕内と十両の全力士が土俵に現れた。朝青龍の秋巡業参加は3年ぶり。
当日観覧を予定しているファンの田中昭義さん(広畑区)は「横浜では全員が土俵に姿を見せていたので、姫路場所でも全員が姿を見せてくれるはず」と期待を寄せる。
料金は、たまり席S=14,000円。たまり席A=13,000円。マス席=44,000円、イス席A=5,000円。イス席B=4,000円(大人)、1,000円(4歳~18歳)。