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姫路城内動物園で忍者修行-チームに分かれ宝探しなど

指令書の暗号を読み解く子ども忍者

指令書の暗号を読み解く子ども忍者

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 姫路城の三の丸にある市立動物園(姫路市本町)で10月5日、小学生を対象とした忍者修行イベント「2014姫路城内動物園 de 忍者」が行われた。主催は「親育ちの会~GB22~」。同イベントを動物園で行うのは初めて。

真っ白な姫路城をバックに忍者修行をする子どもたち

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 小学生49人が「平成の大修理を終えたばかりの姫路城を間近に仰ぎながら、五感をフルに使って忍者力を磨こう」という呼び掛けに集まった。大人忍者(ボランティアスタッフ)31人とNPO団体「遊び環境museum アフタフ・バーバン」(東京都武蔵野市)のメンバー4人が修行をサポートした。

 修行は、仲間と協力して、指令書の暗号を読み解き、動物園内に隠された宝箱を探して巻物を手に入れると内容のものと、旗取りチャンバラ。旗取りチャンバラは、子ども忍者と大人忍者が新聞紙の剣で戦い、2-1で子ども忍者が勝利した。

 参加した船場小学校5年生の飯塚晴子さんは「宝箱を探すのが楽しかった。影忍者から隠れるのに変身して木になりすました」と興奮した面持ちで語った。

 主催者代表・助田美香さんによると、「忍者修行を通して会ったばかり、初めて同士でチームを組み、同じ目標に向かって真剣に考え、その中に知らない大人が交じって一緒になって本気で遊んだりすることによって、コミュニケーション能力を高めていく」ことが狙い。「人は人と関わって、初めて成り立っていくということ、こういう遊びの中からコミュニケーションが生まれるということを体感してもらえたらなと思った」という。

 「大人ボランティア忍者としてお母さん忍者も多数参加した。最初は乗り気じゃない様子のお母さんが、時間がたつにつれ笑顔になり、子どもたちと本気で考えて遊んでいる姿がとてもすてきに見えた」と助田美香さん。参加した母親の一人は「同じ体験をして、共有の話題ができて、親子でとても楽しかった」と笑顔で語った。

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