姫路の多目的スペース「ハルモニア」(姫路市延末1)に2月7日、ボーカルとテナーベース2人組みの音楽ユニット「桃梨(ももなし)」が「結成15周年ツアー2014」で訪れ、同地初のライブを開く。
同ユニットの結成は1998年。「うた(歌)」とテナーベースでユニットを組んだ歌手の上村美保子さんとベーシストのJIGEN(ジゲン)さんの2人が、7月に初ライブを開きデビューした。2005年1月にはアコーディオン奏者・cobaさんのプロデュースで初めてのアルバム「『あ』の付く言葉」をリリース。オリジナル曲を中心に国内外で演奏を披露してきた。
2011年3月の東日本大震災以降は、被災3県の一つ宮城県に軸足を置いて活動を展開。5月には「被災地に新品Tシャツを届けよう」プロジェクトを立ち上げた。プロジェクトは、避難所や仮設住宅で開く無料ライブに合わせ、2人の呼びかけで集めた新品のTシャツを手渡しで届けようというもの。無料ライブは2013年10月に100回目を数え、現在も継続中という。
姫路での初ライブを控え2人は、「今、ここにあること。そして日々のささやかさこそ、この上なく愛おしい。だからこそ良いときもつらいときも、どんなときも、ちゃんと選んで生きていこう。そう思えること、そちらへ向かえる時間こそ『贅沢な時間』。そんな時間をお届けできたらと思います」とコメントを寄せた。
開場18時30分、開演19時30分。入場料は、前売り=3,000円、当日=3,500円。詳しくは「ハルモニア」ホームページで確認できる。