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女の「香り」、新たな観光資源に-姫路のアロマセラピストら挑戦

萩原真理さん(写真右)と今用有紀さん(同左)。「アロマリ」(姫路市坊主町)で。1月14日

萩原真理さん(写真右)と今用有紀さん(同左)。「アロマリ」(姫路市坊主町)で。1月14日

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 姫路のアロマセラピストらが現在、同地を訪れる女性観光客をもてなそうと、旧城下町ゆかりの「女」5人にちなむ香りの調合に励んでいる。

「香り観光」企画が生まれたサロン

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 姫路城の中堀に面したアトリエ「アロマリ」(姫路市坊主町、TEL 079-228-2065)で、旧城下町ゆかりの女性5人に思いを巡らすのは、同アトリエを運営する萩原真理さんと、同じくアトリエ「アルモニア」(加古川市)を運営する今用有紀さん。ともにアロマセラピストで、「香り」の知識や歴史、扱い方といった分野での専門家として活動を続ける。

 ゆかりの女性5人は公益社団法人「姫路観光コンベンションビューロー」が選定。徳川家から姫路城へ嫁いだ「千姫」や怪談・播州皿屋敷の「お菊」、悲恋物語・お夏清十郎の「お夏」らが織りなす恋愛模様を「姫路5人おんな恋物語」として観光マップなどで紹介してきた。萩原さんらの狙いは、5人それぞれの恋にふさわしい「香り」をテーマに据える着地型観光コンテンツの開発。関連商品の提供やワークショップの実施、まち歩きコースの紹介などを通じ、観光で訪れる女性が自らの恋や憧れの恋などになぞらえたストーリーを楽しみながら滞在できるコンテンツを新たに生み出したい考えだ。

 1月19日には、試金石となるワークショップ「姫路香り観光ワークショップ」を初めて開催。希望者を招き、5人の一人・高尾太夫をモチーフにした「香り」の調合に携わってもらう。

 「高尾は、江戸にあった吉原遊郭で最高位の遊女に与えられた称号の一つ。江戸中期の姫路藩主・榊原政岑の目に留まり、後に『榊原高尾』と呼ばれた女性は姫路城へ招かれて屋敷を与えられるなど良縁を得たと聞く」と萩原さん。「高尾のイメージを皆さんと共有することで、『良縁』にふさわしい香りを調合できれば」と話す。

 当日は、姫路駅前の地下街「グランフェスタ」へ通じる中央地下通路にブースを特設。ワークショップを開くとともに、姫路市蝶(ちょう)「ジャコウアゲハ」にちなんだシソ科の植物「イブキジャコウソウ」(=タイム)を使ったハーブボールを用いてセラピーも実施する。

 参加費は1,000円。要予約。申し込みは「アロマリ」まで。

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