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「軍師官兵衛」ブームに期待-姫路のゆるキャラ「かんべえくん」が年頭の辞

姫路への来訪を呼び掛ける「かんべえくん」(写真提供=姫路市観光交流推進室)

姫路への来訪を呼び掛ける「かんべえくん」(写真提供=姫路市観光交流推進室)

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 1月5日から放映が始まるNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の主人公で同地ゆかりの戦国武将・黒田官兵衛のイメージキャラクターを務める「かんべえくん」が昨年12月、姫路市内で2013年を振り返るとともに「ご当地観光ブーム」到来への期待が高まる2014年の動向について展望を語った。

「見どころ」の一つ「大河ドラマ館」

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 「かんべえくん」のデビューは昨年2月。4月に開かれた姫路城観桜会から本格的な活動を開始した。ドラマ放映に伴う「ご当地観光ブーム」到来への期待が高まる中、姫路市が旗を振る「ひめじ官兵衛プロジェクト推進協議会」のマスコットキャラとして市内外を精力的に訪問。観光資源のPRに努めたほか、いわゆる「ゆるキャラ」としても人気を博した。

 「2013年を振り返り、思い出に残る出来事は主に4つ」とかんべえくん。「お城まつりパレード」(8/3)への出場と「姫路市・伊丹市友好交流調印式」(11/11)への出席、同協議会公認の物産店「黒田屋官兵衛商店」のオープン(11/29)、官兵衛ゆかりの国内5都市による「黒田サミット in 中津市」の開催(12/7)を挙げる。

 「『パレード』では、市内に住む黒田姓の人々と共に同日発表になった『かんべえくん体操』を披露できた。『調印式』では、姫路・伊丹両市長が黒田家の紋所・フジの花を交換する場面に接するとともに伊丹のゆるキャラ『村重たみまる』くんとの交流も果たした。『あなたを歓迎します』というフジの花言葉には、400年前に同市内の有岡城へ幽閉された史実を超えて心に響くものがあった」(かんべえくん)

 「1月5日には、いよいよ大河ドラマの放映が始まる」と喜ぶかんべえくんは、市内にある官兵衛ゆかりの見どころを5つ挙げて旬の姫路観光をPR。来訪を呼び掛ける。

 「まずは『姫路城』を推したい。官兵衛は歴代城主のうち城内で生まれた唯一の人物。現在の城郭は江戸時代のものだが、やはり欠かせない見どころといえる。同城前の家老屋敷跡公園には1月12日、ドラマの撮影に使った衣装や小道具などを展示するパビリオン『ひめじの黒田官兵衛 大河ドラマ館』がオープンする予定。城内『リの一渡櫓(いちわたりやぐら)』に設ける『歴史館』と併せて見学してほしい」(かんべえくん)

 「城の南東には、官兵衛が父・職隆と共に戦乱からの保護に努めた『播磨国総社』(総社本町)が、市街地の北には目薬の製造・販売で黒田家が財を成すきっかけを作ったと伝わる『広峯神社』(広嶺山)が、それぞれある。両神社にもぜひ足を運んでいただきたい」(かんべえくん)

 今年も各方面での活躍が期待される「かんべえくん」。年始はシロトピア公園(本町)で5日に開かれる消防出初め式への出席が仕事始めになる。6日には姫路商工会議所主催の新年交礼会に招かれているほか、7日には兵庫県庁へ出向き知事を表敬訪問。12日には大河ドラマ館のオープンを祝い同館前の「にぎわいステージ」にも出演する予定だ。

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