食べる 暮らす・働く

姫路・今宿に自家焙煎コーヒー店-築150年、長屋門改装のギャラリーに併設

コーヒー店「Lua nova(ルア・ノヴァ)」(姫路市北今宿3)の店頭で店主の林まき子さん(写真中央)。店舗は姫路・今宿の民家に残る長屋門を改装したギャラリーに併設。ギャラリーオーナーの牧裕子さん(同左)、1級建築士の浦篤志さん(同右)と。4月10日

コーヒー店「Lua nova(ルア・ノヴァ)」(姫路市北今宿3)の店頭で店主の林まき子さん(写真中央)。店舗は姫路・今宿の民家に残る長屋門を改装したギャラリーに併設。ギャラリーオーナーの牧裕子さん(同左)、1級建築士の浦篤志さん(同右)と。4月10日

  • 0

  •  

 姫路・今宿の民家に残る長屋門を改装したギャラリーに4月16日、コーヒー店「Lua nova(ルア・ノヴァ)」(姫路市北今宿3、TEL 050-3631-0141)がオープンした。

長屋門を改装した店内の様子

[広告]

 江戸時代末期から残るという築約150年の長屋門を改装した同ギャラリー。開設は2012年5月で、「オリジナルの継承を考慮。柱や梁(はり)、土壁はそのまま残している」と改装を担当した1級建築士の浦篤志さん。コーヒー店の併設はギャラリーの活性化が目的で、コーヒーインストラクターの林まき子さんが店主を務める。

 林さんは、浦さんらのグループ「織町舎」が取り組む町家や古民家の再生プロジェクト「ひめじRe-店舗計画」が運営するレンタルスペース「shi-ro」(鷹匠町)で、約1年間にわたり週1回ずつ「一日カフェ」を開設。自家焙煎(ばいせん)の豆を使うコーヒーを提供してきた。「一日カフェの運営などで培った知識と経験を生かそうと、常設店オープンに踏み切った」と振り返る。

 店舗面積は約12坪で、席数は12席。「自分の心が痛むようなものは提供したくない」という林さんが入れるコーヒーは400円から。ランチタイムには、コーヒーとデザートが付いたランチセット(1,200円、6食限定)も用意する。コーヒーはいずれも生豆を焙煎し、その日の朝にひいたものを使う。

 「酸化などを考慮し、家庭への持ち帰り用コーヒー豆も7日以内に使い切れる分量内で販売する」と林さん。「一般のコーヒー店では扱いが少ない豆の紹介もしていく予定」と意欲を見せる。

 営業時間は11時~18時。日曜・月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース