姫路・広畑のセレモニーホールで9月1日、家族連れに夏休み最後の思い出を作ってもらおうと地元住民らと共同で企画した地域交流イベント「西蒲田フェスティバル」が開催された。主催は「播磨冠婚葬祭協同組合」（姫路市広畑区西蒲田、TEL 079-238-0129）。

ステージに立つアマチュアバンド

　セレモニーホール「兵庫葬彩姫路西インター」（同）と同ホールの敷地内にある多目的施設「コミュニティーホールはりま」を開放して開かれた同イベント。冠婚葬祭といった目的以外でも施設を有効に活用してもらおうと、同組合の松岡寛信さんらが地元の飲食店や企業に呼び掛けて実現した。

　当日は会場内に4ブースを設置。ホール内に設けた「アトラクションブース」では抽選会やマジックショー、絵本読み聞かせ、ヒップホップダンスショーを、「お役立ち相談会ブース」では冠婚葬祭相談会や行政書士による相続相談会、介護福祉用具販社による「足こぎ車いす」試乗体験会を、それぞれ実施したほか、「フリータイムブース」ではファストフードの屋台や子どもが店主を務めるフリーマーケットなどが出店した。

　併せて多目的施設内には「音楽ブース」を設置。招かれたアマチュアバンド4組がステージに立ち、集まった観客らに得意のナンバーを披露した。午後のステージでは、カラオケオーディション大会を開催。エントリーした出場者らが地元のコミュニティーFM局「FM GENKI」への出場を賭け、自慢の喉を披露した。

　「口コミでイベントの開催を知り、家族で訪れた」と姫路市在住の三木康一郎さん。「ゆっくり訪れたはいいが、駐車場が満車に近く盛況に驚いた。家族で楽しめるイベントは大歓迎。今後の開催にも期待したい」と話していた。