姫路護国神社(姫路市本町)境内を会場に9月4日、姫路をはじめとする播磨地域の酒と食材を一堂に集め縁日スタイルで提供する食のイベント「スローフードな縁日」が開催される。
播磨スローフード協会が主催する同イベント。7回目を迎える今回は、同協会の設立10周年を記念して開く。今回のテーマは「播(ま)いて磨く播磨 地の酒」。播磨地域の酒造家で次代の蔵を担う若手5人が醸す日本酒を特設屋台で提供する。
提供する日本酒のうち「今年の酒」として同協会が薦めるのは、灘菊酒造(手柄1)の女性杜氏(とうじ)・川石光佐さんが手掛ける純米酒「SWEET純米酒・33」。市内を流れる市川の上流・神崎郡市川町産の酒造好適米「兵庫夢錦」を同酒造が採取する下流域の伏流水で仕込んだ。低温で貯蔵し熟成させることで、「しっかりとした甘口で切れのある味に仕上がっている」(同協会)という。
会場では日本酒のほか、同地域でスローフードに携わる料理人ら約20人も屋台を出店。洋の東西にわたる料理各種をはじめ、スイーツや加工食品、日本酒カクテルなどを提供する予定。
「前売り券の売れ行きは好調。当日の盛況が目に浮かび準備にも力が入る」とイベント開催の一角を担う酒販店「エルデベルグ平井」(土山東の町)の宮本裕士さん。「来場客の期待に応えられるよう万全を尽くしたい」と意気込む。
開催時間は16時~20時30分。入場無料。会場内の飲食はチケット制で前売り3,000円(当日3,500円)。詳しくはホームページで確認できる。