フェイスブック上で姫路のユーザーらが運営するグループ「姫路ランチ/ディナー」のメンバー数が8月1日、1000人に達した。
昨年10月に立ち上がった同グループ。フェイスブックのアカウントを持つユーザーはグループ内の情報を自由に閲覧することができる。情報の投稿にはグループへの参加が必要。希望するユーザーは管理人の承認でメンバーになることができ、参加資格や投稿ルールは設けていない。
メンバーは自らの昼食や夕食を撮影してグループ内のウォールに投稿。撮影の中心は姫路市内の飲食店が提供するメニューで、立ち上げから9カ月余りで、グループ内には延べ500店分以上にあたる約1700枚の画像が集まった。
「関心の高いグルメ情報に特化したグループ。バラバラになりがちな情報も1カ所で共有できれば一つ一つが生きてくる」と同グループ管理人の一人で、IT企業「ウエストデータプロ」(姫路市飾磨区三宅1)を経営する傍ら、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアを活用した「まちおこし」に取り組む長沼実侑紀さん。「グループの運営も取り組みの一環。集まった情報を公開し可視化していることで、姫路を訪れる観光客が地元の店を選ぶ目安として使ってもらうこともできる」と話す。
8月1日には、グループのメンバー数が1000人に到達。記念画像を投稿するとともにカバー写真のデザインも一新した。長沼さんは「発言に責任を負うのは自分という前提から投稿ルールを設けていないが、目立ったトラブルはなかった」と振り返る。「ソーシャルメディアの中でも特に実名と顔写真の登録が求められるフェイスブックは、高い社会性を持つとされる日本人向きのツール」とも。「メンバー同士でのオフ会開催などにも期待したいところ。会場に市内の店を利用してもらうことが地元経済の活性化につながれば」と期待を寄せる。