姫路・夢前のイチゴ園「ゆめさき苺ハウス」(姫路市夢前町宮置)が現在、ハウス内に実ったイチゴを収穫しながらその場で味わえる「もぎ取り体験」の参加者を募集している。運営は農業生産法人「夢前夢工房」(同)。
「あきひめ」や「やよいひめ」、「べにほっぺ」などイチゴ6品種を生産する同園。約10アールのハウス内では、地面から約1メートルの高さに苗床を設ける「高設栽培」方式で、約7000株のイチゴを育てる。
同園は、これから5月にかけてイチゴの出荷が最盛期を迎えるのに合わせ、一般を対象とする「もぎ取り体験」を初めて実施。来園者は、30分間の制限時間内でハウス内に実ったイチゴを自由にもぎ取り、その場で味わうことができるほか、持ち帰りの希望者には量り売りでも提供する。バリアフリー対応の通路も設け、車いすでの体験も楽しめる。
「高設栽培では、イチゴが土に触れることがない。手を汚さず楽な姿勢で収穫できる」と同園の下村俊輔さん。「果肉の柔らかさから輸送が難しい『あきひめ』は、もぎ取り体験ならではの品種。甘味と酸味のバランスからファンが多い『やよいひめ』といった姫路では手に入りにくい品種もそろえる。ぜひ味わってほしい」と来園を呼び掛ける。
体験料金は、10歳以上=1,700円、4歳~9歳=1,200円、3歳以下無料。4月と5月には料金を100~200円割り引く。要予約。詳しくは同園(=下村さん TEL 080-8306-1762)まで。