9月15日・16日に開催された「姫路城応援フェスティバル2012」で、同イベントをPRするキャラバン隊2人が14日、三重県桑名市から姫路城までの約240キロを自転車で走破し、イベントの開催を沿道にアピールした。
今年6月に兵庫県たつの市から姫路城を経由し桑名市までのコースで行った自転車キャラバンの逆コースを走る同キャラバン。6月のキャラバンに参加した西村洋一郎さん(たつの市在住)と坂野裕さん(岡山県備前市在住)が、桑名市で宿泊したホテルの経営者で自転車愛好家の佐野康治さんに2人が持参した同イベントPR用の「旗のぼり」を託し、9月の来姫を促したことで実現した。
キャラバン当日は朝4時、佐野さんが自転車で、佐野さんの友人で自転車の伴走にあたるノブ横地さん(三重県三重郡在住)が自動車で、共に桑名市を出発。途中、琵琶湖(滋賀県)付近でルートから数回にわたり外れるなどハプニングはあったものの13時ごろには兵庫県に入り、15時ごろには明石市へ到達。自転車で出迎えた坂野さんと西村さんのほか、姫路サイクルコミュニティーのメンバーらとも次々に合流しながら18時ごろに同イベントの会場で姫路城近くの大手前公園へゴールイン。集まった同イベントの実行委員ら約20人の歓迎を受けた。
「今回の復路キャラバンでも、前回の往路と同様にフェイスブックを通じて多数の応援メッセージをもらった。感謝している」と佐野さん。「旧藩時代に同じ本多氏が領主を務めるなど、両都市の縁は深い。私自身も会社員として姫路に住んでいたことがある」と続け、「姫路城の応援を目的とするイベントのPRに多少なりとも貢献できたことを喜びとしたい」と話し、240キロメートルに及んだ行程を振り返った。