太宰治生誕100周年記念映画「斜陽」-姫路で上映会

トークショーを行った出演者。左から秋原正俊監督、高橋ひとみさん、真砂皓太さん、初嶺磨代さん。

トークショーを行った出演者。左から秋原正俊監督、高橋ひとみさん、真砂皓太さん、初嶺磨代さん。

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 あいめっせホール(姫路市本町、TEL 079-287-3653)で5月8日、太宰治生誕100年を記念して映画化された「斜陽」の上映会とトークショーが行われた。

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 同作品は、没落していく貴族の複雑な人間関係を描いた太宰治の代表作「斜陽」を、姫路ゆかりの映画監督で姫路の観光大使でもある秋山正俊さんが、姫路をメーンロケ地として現代風にアレンジして制作したもの。

 同日会場では、秋原さんと出演者の高橋ひとみさん、真砂皓太さん、初嶺麿代さんを迎え、撮影の裏話や見どころなどを話した。スナックのママ役を演じた初嶺磨代さんは「今まで宝塚で男役しか演じたことがなく映画のお仕事も初めてだったので役作りに苦労した。共演の高橋さんだったらどう演じるだろうと妄想しながら演じました」と振り返る。

 斜陽のロケ地に姫路を選んだことについて秋原さんは「初めて姫路に来た時にはまだ何の作品を撮るかは決まっていなかった。家島やお城の周辺などロケ地を回っているうちに、ここなら世界観を崩さずに太宰の作品を現代風に描けるのではと思い『斜陽』に決めた」と話した。

 約30分のトークショーの後、全国各地での公開に先駆けて上映会が行われた。上映会に参加した穂積明久さんは「見慣れた姫路の風景だったがとても美しく見えた」と話した。

 公開は5月9日から順次公開。姫路での上映は6月5日まで。

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