落差70メートル超の多段の滝・鹿ヶ壺で「キャニオニング」-注目集める

キャニオニングで岩床を滑り落ちる参加者

キャニオニングで岩床を滑り落ちる参加者

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 国際山岳プロガイド・舟橋健さんの指導を受けながら落差70メートル以上ある多段の滝「鹿ヶ壺」(姫路市安富町)を舞台にウオータースライダーなどを楽しむ「キャニオニング」が注目を集めている。

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 キャニオニングは、ヘルメット、ライフジャケット、専用シューズを着用し、渓谷で泳いだり、滝に飛び込んだり、ロープを使って下ったりするフランス生まれのリバースポーツ。ヨーロッパ地方では古くから楽しまれおり、愛好者も多いという。

 1954(昭和29)年福岡県生まれの舟橋さんは、大学在学中にイギリスへ渡り、日本人として初めて英国登山協会「BMC」の登山学校に入校。帰国後、国内初の国際山岳プロガイドとして活動を始め、山岳ガイドのほか、キャニオニングやバリアフリー登山、野外活動支援など、アウトドア全般のインストラクターとして活躍する。1999年、同所にキャニオニングスクールを開き、「自然の中で安心して水遊びを楽しめるように」と親子体験ツアーや野外教育プログラム、障害者を対象にしたバリアフリー企画などさまざまなメニューを展開している。

 この日は、小学生や60代の主婦を含む8人が参加。舟橋さんの指導を受けながら7段ある滝をロープを使って下りたほか、滝つぼへ飛び込むダイブ、水が流れる岩床を滑り落ちるウオータースライダーなどを楽しんだ。大阪から参加した男性は「初めは怖かったが、慣れてくると楽しい」と話していた。

 「その時のコンディションや環境に応じて違ったメニューを用意する」と舟橋さん。「これからも遊び場を開拓しながら自然の魅力を発信して行きたい」とも。

 問い合わせは舟橋健事務所(TEL 0798-52-7710)まで。

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