姫路市文化センター(姫路市西延末)で7月16日、東日本大震災の被災地復興を支援するチャリティーコンサート「音楽で再生の槌音(つちおと)を奏でよう」が開催される。主催は姫路商工会議所青年部。
音楽で被災地の復興を支援しようと開かれる同イベント。当日は、地元の児童合唱団や小学生によるマーチングバンド、白鷺中学校のブラスバンドなどが出演するほか、実行委員会の呼び掛けに賛同した「ナイトメアシスターズ」(東京都)、島根県出身のシンガー・ソングライター「HANZO」さん、ソプラノ歌手・橋本妙子さんの3組がゲスト出演する。
ナイトメアシスターズは、ライブハウス「アンコール渋谷」(渋谷区)を経営する小泉誠司さん(姫路市出身)がプロデュースする女性2人のユニットで、ボーカルのユラさんが姫路の市蝶(ちょう)をイメージして作曲した「ジャコウアゲハ」を披露する。
橋本さんは被災地福島県郡山市在住のソプラノ歌手で、被災者の声を集めて詩にした「いつか心から泣ける日に」を披露し、被災地からのメッセージを発信する。
そのほか、チャリティーオークションや防災グッズを展示する防災展も開催。災害避難対策の講演を行うほか、非常食の試食体験や防災士による自動体外式除細動器(AED)の実技体験なども用意する。チャリティーオークションで集まった義援金は全て日本商工会議所を通じて被災地へ送られる。
実行委員長の山田直樹さんは「一人でも多くの人に足を運んでもらい、アットホームな雰囲気の中で良い音楽を楽しんでもらえれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は13時~17時。入場無料。