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姫路の写真家がチャリティー写真展-ボランティア活動の記録など展示

被災地で感じたことについて熱く語る石田さん

被災地で感じたことについて熱く語る石田さん

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 姫路の雑貨店「R」(姫路市本町、TEL 079-281-1929)で現在、東日本大震災で被害に遭った地域などの写真を展示したチャリティー写真展「はじまり~復興への道~」が開催されている。

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 姫路の写真家・石田直之さんが4月に参加したボランティア活動の様子や、被災地で見た風景などを展示する同展。写真家の友人がボランティア活動のメンバーを募っていることをフェイスブックで知ったのがきっかけ。「自分が見たもの、感じたことを多くの人に伝えられれば」と参加を決意した。

 ボランティア参加について、石田さんは「地震発生後、すぐにスタジオに募金箱を設置したり友達の立ち上げたプロジェクトに参加したりしていたが、時間がたつに連れて募金する人も減り、自分のモチベーションも下がっていくのを感じていた。そんな時に友人からボランティアへの誘いがあり、『今行かなければ後悔する』と思い、被災者のためでなく自分のために参加した」と振り返る。

 呼び掛けに応じて集まった有志10人と東京から車で7時間かけて宮城県へ向かった石田さんは、老人ホームや民家の中にたまった泥をかき出す作業や荷物運びなどを行いながら、活動の様子や風景写真を撮り続けた。

 会場では、石田さんが東松島市で約350枚撮った写真の中から、特に印象に残った風景やボランティア活動の様子などを紹介した写真約50枚を展示するほか、現地で感じたこと、活動の内容、ボランティア活動に参加する手順などもパネルで紹介する。

 「ボランティアに行ったことがゴールではなく、長い復興への道のりのスタート地点に立ったばかりだということを強く感じた」と石田さん。「これからも無理なく継続的に支援活動を続けていきたい」とも。

 営業時間は9時30分~18時30分。入場無料。水曜と第2・4火曜定休。5月31日まで。

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