米グーグルの日本法人(東京都港区)は4月11日、「ストリートビュー」で日本の名所の内部などが見られる「スペシャルコレクション」に、姫路城(姫路市本町)や好古園など30カ所の施設を追加したと発表した。
2008年8月よりサービスを開始したストリートビューは、グーグルマップの道路沿いの風景を360度のパノラマ写真で閲覧できるサービス。2009年10月より寺や動物園、大学など国内53カ所の施設内部を見ることができる「スペシャルコレクション」を提供している。
今回追加されたのは、姫路城や好古園のほか、高知城、犬山城、鎌倉大仏高徳院、鶴岡八幡宮、鈴鹿サーキット、西武ドーム、東京湾、大阪大学、京都市動物園、桂浜公園など30カ所。専用のカメラを搭載した車のほか三輪自転車(トライク)を走らせて撮影した。
姫路城は、菱の門から二の丸、るの門、お菊井戸へ進むルートと西の丸庭園が公開されており、好古園は、7つある日本庭園のうち「築山池泉の庭」や「花の庭」「流れの平庭」とその周辺を散策できる。同社広報部の担当者は「姫路城内や好古園もトライクを押したり引いたりしながら撮影した」と明かす。
スペシャルコレクションはグーグルマップのほか、「大学」「日本の城」「ゴルフ場」などカテゴリー別に探せる「ストリートビュー ギャラリー」ページからも閲覧できる。