姫路に春の訪れ-姫路城内350本の松の菰外す

松の菰を外す作業員(姫路城西の丸庭園にて)

松の菰を外す作業員(姫路城西の丸庭園にて)

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 姫路城で啓蟄(けいちつ)の日の3月6日、春の風物詩として毎年恒例の行事となっている松に巻かれた菰(こも)を外す作業が行われた。

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 同作業は、松に発生するマツカレハの幼虫などの害虫を駆除するために行うもの。立冬の日にわらで編んだ菰を巻き付け、集まった害虫を啓蟄の日に外して焼却する。1960(昭和35)年ごろから春先の恒例行事として続いている。姫路城内では、城周辺整備センターの職員10人が城内約350本の松の菰を外し た。

 姫路城管理事務所の担当者は「昔と違い今はほとんど菰の中に害虫がいないので害虫駆除というより春の風物詩として行っている。菰の中にいるのは益虫のクモが多く、見つけた時には木に戻していると話す。

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