
おにぎり専門店「白の舞」(姫路市白銀町、TEL 079-240-9238)が8月19日、オープンした。
店舗面積は約10坪。席数はテーブル=2卓8席、カウンター=3席。
運営するのは、居酒屋で7年間調理の経験を積んだ瀬戸口司さんと、妻のなつみさん。司さんが家庭で握るおにぎりが子どもたちに好評だったことから、なつみさんが「アレンジの自由さや手軽さを生かした店を」と提案し、開業にこぎ着けた。店名は、姫路城の白壁と白米の美しさを重ね、口に広がるおいしさを「舞う」ように表現した。
米は粒の大きさや水分量、炊き上がりの粘りと甘みが特徴で、具材の味を引き立てるという京丹後産コシヒカリを使う。握りは「ふっくら」「ほろり」とした食感を重視し、形を整える程度にとどめている。のりは瀬戸内産で、明石市の「鍵庄」による2番摘みを採用。しっとりした食感を生かす工夫をしている。今後は姫路や兵庫県産の食材も積極的に取り入れる方針。
メニューは梅、サケ、めんたいこなど定番をそろえた単品おにぎり15種類(319円~)のほか、「白の舞ランチセット」(1,760円)、「おにぎりランチセット」(1,320円)を用意。3歳以下の子どもはおにぎり無料で、離乳食の持ち込みも可。
瀬戸口さんは「おにぎりを単なる軽食ではなく『ちょっとした日常のぜいたく』として楽しんでもらいたい。地域住民やオフィスワーカー、訪日客向けのメニュー開発にも力を入れたい」と意気込む。
営業時間は10時~19時。日曜、祝日、第2・第3月曜定休。