
林田大庄屋旧三木家住宅(姫路市林田町中構、TEL 079-261-2338)で2月14日、「林田ひな祭り」が始まった。
林田大庄屋旧三木家住宅は、かやぶき屋根の日本家屋。創建年代を示す明確な資料は発見されていないが、土間の小屋束(こやつか)から元文2年(1737年)と記された祈とう札が見つかっている。母屋を含む6棟の建物は1990年に兵庫県の重要有形文化財に指定された。
林田ひな祭りは、同住宅を管理するNPO法人「新風林田」が2011(平成31)年から毎年開催している。昭和30年代以降の現代ひなに加え、御殿ひなや段飾りのひな人形など約100体を展示している。
同NPO理事兼事務局長の吉野雪路さんは「どれも家庭で飾られ、大切にされてきたひな人形。歴史ある建物の中で楽しんでほしい」と話す。
開催時間は10時~16時。火曜~木曜休館。入館料は一般=310円、高校生・大学生=210円、小中学生=100円。3月17日まで。